ジムやスタジオを開くなら、Googleビジネスプロフィールの登録はホームページより先でいいと思っています。
うちは新規の入口が、Instagramより検索とマップの方が多いからです。
ただ、開業したときの私は登録しただけで満足していました。
設定できる項目をひととおり触ったのは、開業から3年経ってからです。
この記事では、登録の手順とオーナー確認、そのあとに埋める項目と日々の運用を、自分の店でやったことだけで書きます。
目次
登録の前に決めておくこと
作業に入る前に、決めておかないと途中で止まるものが2つあります。
登録に使うGoogleアカウント
ビジネスプロフィールを持つにはGoogleアカウントが必要です。
私は自分の個人アカウントで登録して、いまも変えていません。
ただ、誰かに手伝ってもらう予定があるなら、先に知っておいた方がいいことがあります。
プロフィールには他の人をオーナーまたは管理者として招待できます。
管理者ができないのは、ユーザーの追加と削除、プロフィールの削除だけです。
自分のログイン情報を渡さなくても、投稿や口コミの返信は任せられます。
うちは受付とSNSを週1で手伝ってもらっていますが、この仕組みを知らなかった頃はログイン情報をそのまま共有していました。
先に手元に揃える情報
登録の画面は、途中で調べ物を始めると面倒になります。
先に書き出しておくのはこのあたりです。
- 看板や販促物に出している正式な店名
- 住所(部屋番号か階数まで)
- 電話番号
- 営業時間
- ホームページのURL
- 予約ページのURL
住所の部屋番号は、私がいちばん痛い目に遭った項目です。
Googleビジネスプロフィールの登録手順
登録は business.google.com/add から始めます。
「Google にビジネス情報を追加」を選んで、画面の指示に沿って情報を入れていき、最後にオーナー確認の方法を選ぶ流れです。
入力そのものは30分もかかりません。
判断が要るのは次の3つだけです。
ビジネス名に入れてはいけないもの
ここでキーワードを足したくなります。
私も「最寄り駅の名前を入れたら見つけてもらいやすいのでは」と考えました。
Googleのガイドラインでは、ビジネス名にキャッチフレーズ、営業時間、電話番号やURL、「銀座7丁目」のような所在地の情報を含めることは認められていません。
入れてよいのは、実際にそのビジネスで認知されているブランド名です。
看板に出している名前をそのまま入れる、と考えておけば外しません。
カテゴリは狭いものから選ぶ
カテゴリはメインを1つ選び、追加のカテゴリを含めて最大9つまで設定できます。
選び方のこつは、できるだけ具体的なものを選ぶことです。
Googleのヘルプにも「サロン」ではなく「ネイルサロン」を選ぶように、と例が出ています。
私はメインを「ピラティス スタジオ」にしています。
最初は関係がありそうなカテゴリを5つくらい足していました。
いまは中核ではないものを外して、追加は2つだけです。
カテゴリはローカル検索のランキングに影響すると公式に書かれています。
選んだカテゴリによって使える機能も変わり、美容・健康系なら予約ボタンやサービスメニューが使えます。
多く選べば有利になるものではありません。
中核の仕事に当てはまるものを、できるだけ少なく選びます。
住所と、自宅でやっている場合
住所には部屋番号や階数を入れてかまいません。
私書箱やバーチャルオフィスの住所は使えません。
もうひとつ、ガイドラインには「常設の看板」が必要だと書かれています。
マンションの一室でやっていても、そこに店があると分かる表示は要るということです。
自宅を兼ねている場合は、住所を非表示にしたうえでサービス提供地域を設定する形になります。
オーナー確認でつまずいたところ
情報を入れ終えると、「この店のオーナーは本当にあなたか」を確かめる手続きに進みます。
ハガキが届かず、2回取り寄せた
私が開業した2019年はハガキでの確認でした。
申し込んで待っていたのですが、届きません。
原因は自分です。
住所の欄に部屋番号を入れていませんでした。
マンションの1階とはいえ、部屋番号のない郵便物が私のポストに入るわけがありません。
結局2回取り寄せて、3週間ほど無駄にしました。
ハガキのコードは通常14日以内に届くとされています。
それを過ぎたら、まず自分が入れた住所を疑ってください。
確認の方法は選べるとは限らない
確認の方法には、電話やテキストメッセージ、メール、ライブビデオ通話、ハガキ、動画の録画、Search Consoleを使うものがあります。
ただし、どれが使えるかは業種、公開されている情報、地域、営業時間によって変わると公式に書かれています。
選択肢に出てこない方法は、こちらからは選べません。
いま多いのは動画を撮る方法です。
事前に撮っておいた動画は使えず、その場で撮る必要があります。
映すように求められるのは、店の場所が分かるもの(道路の案内標識、建物の番号、近くの目印)と、店が実在する証拠(外観、看板、中の様子)、それに自分が運営者だと分かる部分です。
一発で撮り切るつもりで、順番を決めてから始めた方がいいです。
確認待ちの間に触ってはいけない項目
ハガキを待っている間は、ビジネス名、住所、業種を編集しないでください。
編集すると、送られたコードが使えなくなります。
オーナー確認の審査には、最長5営業日ほどかかります。
確認が終わったあとに埋める項目
確認が終わると、Google検索で自分の店名を調べたときに管理用のメニューが出るようになります。
最低限やっておいた方がいいと思うのは、次の5つです。
| 項目 | 私が入れているもの | 注意点 |
|---|---|---|
| 営業時間 | 平日と土曜で別に設定 | 変えたら必ず直す。ここが一番ずれる |
| 説明文 | 何ができる場所か、誰向けか、どこにあるか | 全角375文字まで |
| サービス | プライベート、グループ、体験の3つ | 価格と説明を付けられる |
| 予約リンク | 予約システムのページ | 移転したら差し替える |
| 写真 | 外観、室内、マシン | 別途詳しく書きます |
説明文は、最初のころ資格と自分の考えを書いていました。
いまは順番を入れ替えて、どんなレッスンをしていて、どんな人が通っていて、どこにあるかを先に書いています。
読む人は、私の来歴を知りたくて開いているわけではないので。
サービスの欄には、プライベート1回9,000円、月4回の会員34,000円、定員3名のグループ1人3,500円を、それぞれ説明付きで入れています。
料金を先に出すことで、体験に来る方の温度が揃いました。
予約リンクは、予約システムを使っているなら必ず入れておいてください。
Googleは登録されたリンクを最大で1日1回クロールして、正しく開けるかを確認しています。
開けないリンクは削除されることがあります。
うちは予約システムを乗り換えたときに、ここを差し替え忘れていました。
その話は「地域名+ピラティス」で検索される前にやっておくことの記事に書きましたが、外に置いたリンクは、自分では壊れていることに気づけません。
営業時間も同じで、私は開業当時の「平日19時まで」を3年放置していました。
写真は載せる中身で反応がはっきり変わるので、これも別の記事にまとめます。
登録してからの運用
登録した直後がいちばん熱心で、そのあと何もしなくなる。
私がそうでした。
7年やってみて続いたものと、止めたものを書きます。
投稿は月2回に落とした
最新情報や特典、イベントを知らせる投稿の機能があります。
週1回と決めて始めて、2ヶ月で止まりました。
レッスンの合間に書く時間が取れませんでした。
いまは月2回です。
空き枠の案内と、季節ごとの案内だけ。
期間を設定していない投稿は、6ヶ月経つとアーカイブされます。
無理に埋めるより、止まらない頻度に落とす方が続きます。
口コミは返信の方針だけ決めておく
返信ができるのは、オーナー確認が終わってからです。
Googleのヘルプには、すべての口コミにお礼を書く必要はないと書かれています。
返信は1人に向けたものではなく、それを読む大勢に向けたものだからです。
私は、内容に具体的な質問が含まれているものと、指摘をもらったものに返しています。
口コミをどう増やすかは、お願いの仕方で結果が変わる話なので、別の記事で書きます。
パフォーマンスで見ている数字
管理画面の「パフォーマンス」から、閲覧数、ルート検索、通話数、ウェブサイトのクリック、それに検索に使われた語句が見られます。
私の店の直近だと、こんな数字です。
- 閲覧数 月1,800前後
- ウェブサイトのクリック 月90件前後
- ルート検索 月30件ほど
- 通話 月2〜3件
通話がほとんどありません。
最初は表示の仕方が悪いのかと思っていました。
そうではなく、レッスン中に電話に出られないので予約リンクを優先にしているからです。
電話が鳴らないのは、うちの場合は問題ではありませんでした。
なお、検索に使われた語句のデータは毎月初旬に更新され、表示されるまでに5日ほどかかります。
見直しは半年に1回、自分のスマホで
管理画面から見ているうちは、自分のプロフィールがどう見えているか分かりません。
私は半年に1回、自分のスマホでGoogleマップを開いて、うちの店を検索するようにしています。
営業時間が合っているか、予約ボタンが生きているか、写真の1枚目が何になっているか。
その3つを見るだけで、たいてい何かひとつは直す場所が見つかります。
5分で終わります。